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リバネスナレッジ取締役副社長 平塚武が世界最大級のSalesforce開発者会議「TDX 2026」に登壇 ― Tableau AnalyticsとData 360の統合アーキテクチャを発信

TDX 2026(TrailblazerDX 2026)で登壇するリバネスナレッジ取締役副社長 平塚武。セッションタイトルは『Unify Tableau Analytics with Data 360』
TDX 2026(TrailblazerDX 2026)で登壇するリバネスナレッジ取締役副社長 平塚武。セッションタイトルは『Unify Tableau Analytics with Data 360』

リバネスナレッジ取締役副社長 平塚武が世界最大級のSalesforce開発者会議「TDX 2026」に登壇 ― Tableau AnalyticsとData 360の統合アーキテクチャを発信

〜Dreamforce 2025に続くサンフランシスコ連続登壇。日本のSalesforce開発者・アーキテクトが世界と接続する実装知見を共有〜

株式会社リバネスナレッジ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉田丈治、以下「リバネスナレッジ」)は、日本企業のSalesforce実装を知識創造プロセスの変革として伴走支援する、Salesforceに深い知見を持つ技術コンサルティング会社です。同社の取締役副社長 平塚武(ひらつか たけし)は、米国サンフランシスコ(Moscone Center)で2026年4月15日〜16日に開催されたSalesforce主催の世界最大級の開発者会議「TDX 2026(TrailblazerDX 2026)」において、セッション「Unify Tableau Analytics with Data 360」に登壇いたしました。

本セッションでは、Tableau CloudとTableau Nextを”置き換える”のではなく”共存させて共に成長させる”ためのData 360統合アーキテクチャ(DLO / DMO / SDMの3層モデル)を、日本企業におけるSalesforce実装の現場知見をもとに解説。日本のSalesforce開発者・アーキテクトがグローバルの開発者コミュニティに向けて技術実装パターンを提示する、貴重な登壇機会となりました。2025年10月のDreamforce 2025における2セッション・計3回登壇に続く、同社取締役副社長によるSalesforceグローバル公式カンファレンスへの連続登壇となります。

Data 360の3フェーズとDLO・DMO・SDMの3層モデルの対応関係を解説。セマンティックデータモデル(SDM)は、AIエージェント時代のビジネス意味論層として機能する
Data 360の3フェーズとDLO・DMO・SDMの3層モデルの対応関係を解説。セマンティックデータモデル(SDM)は、AIエージェント時代のビジネス意味論層として機能する

リバネスナレッジのSalesforceグローバル登壇実績(タイムライン)

時期カンファレンス登壇内容
2025年10月Dreamforce 2025 (San Francisco)「Leave a Nest: Turning Data to a Profit Multiplier」シアターセッション計2回
2025年10月Dreamforce 2025 (San Francisco)「Propel Data-Driven Collaboration With Slack and Tableau」ブレイクアウトセッション1回
2026年4月TDX 2026 (San Francisco)「Unify Tableau Analytics with Data 360」シアターセッション

日本のSalesforce開発者がTDXで登壇する意義とは何か

TDX(TrailblazerDX)は、Salesforce主催の開発者・アーキテクト・管理者向け世界最大級の技術特化型カンファレンスです。Dreamforceが経営層を含む包括的カンファレンスであるのに対し、TDXは「実際にプラットフォームを作る人たち」のための場であり、マーケティング色が薄く技術的深度が極めて高いことで知られます。

400を超える技術セッションの大半は米国・欧州の開発者によって構成されます。日本企業のアーキテクトがソロで採択・登壇するケースが限られている理由は、TDXが求めるのが抽象的なビジョンではなく「他のSalesforce開発者がすぐに持ち帰れる実装パターン」だからです。

日本企業特有のSalesforce運用環境には、3つの固有課題があります。

  • 基幹システム連携の複雑性:オンプレ基幹系と長年接続してきた結果としてのデータ連携構造
  • 10年以上にわたるカスタマイズ蓄積:標準オブジェクトから大きく乖離したスキーマ
  • 組織横断のデータサイロ:部門別Salesforce運用による分断

これらをグローバル標準のData 360アーキテクチャに翻訳する実装経験を持つ開発者が登壇することは、日本のSalesforce開発者コミュニティがグローバルと接続する技術的な橋渡しとなります。「Pioneer First(先駆者たれ)」というリバネスナレッジのバリューは、こうした前例の少ない道筋を示していく姿勢そのものです。

Data 360を中核に、Tableau Cloud、Slack、Snowflake、Sales Cloudを統合するアーキテクチャ。既存のTableau Cloud投資を捨てずにTableau Nextへ段階的に移行していく設計思想を示す
Data 360を中核に、Tableau Cloud、Slack、Snowflake、Sales Cloudを統合するアーキテクチャ。既存のTableau Cloud投資を捨てずにTableau Nextへ段階的に移行していく設計思想を示す

登壇セッション報告:「Unify Tableau Analytics with Data 360」

実施概要

項目内容
セッションタイトルUnify Tableau Analytics with Data 360
日時2026年4月15日(水)13:30〜13:50 PDT
会場Theater 1(Campground, Level 1) / Moscone Center, San Francisco
形式シアターセッション(20分)
登壇者平塚 武(株式会社リバネスナレッジ 取締役副社長/Salesforce Architect)

Tableau Cloud と Tableau Next はどう違うのか:本セッションの核心

本セッションの中心的な問いは「Tableau CloudからTableau Nextへ、どう移行すべきか」ではなく「両者をどう共存させるか」です。両者の関係を整理すると以下のようになります。

観点Tableau CloudTableau Next
位置付け既存の成熟したBI / ダッシュボードプラットフォームAI時代を前提とした次世代分析プラットフォーム
強み長年蓄積されたダッシュボード資産、ユーザー習熟度セマンティック層、Agentforceとの統合、自然言語分析
企業にとっての課題将来の拡張性既存資産の継承、学習コスト
本セッションの推奨そのまま活用し続ける段階的に併用していく

既存のTableau Cloud投資を捨てる必要はなく、Data 360の3層アーキテクチャ(DLO / DMO / SDM)を共通のデータ基盤として、両者を同一の意味論の上で並走させるというのが、平塚が提示した設計思想です。これはテクノロジーを使い捨てず使い倒すという同社ミッション「使い倒せ、テクノロジー。」の具体的な実装例でもあります。

持ち帰れる実装知見(Key Takeaways)

  1. 3層アーキテクチャによるTableauエコシステム統合設計:DLO(Data Lake Object) / DMO(Data Model Object) / SDM(Semantic Data Model)の3層を使い分けることで、Tableau CloudとTableau Nextを同一のデータ基盤上で共存させる構成を提示
  2. 既存のTableau Cloud投資を継承する移行ロードマップ:長年蓄積してきたダッシュボード資産を捨てずに、新機能を段階的に取り込むための橋渡しアプローチ
  3. Agentforce時代を見据えたセマンティックモデルの重要性:AIエージェントが企業データを正確に解釈するために不可欠なSDMの設計思想と、日本企業のカスタマイズ環境における実装上の勘所
  4. 日本企業特有のSalesforce実装課題をグローバル標準に接続する方法論:10年以上カスタマイズされたSalesforceデータを、Data 360の標準モデルに整合させるためのパターン

📝 セッションの詳細な技術解説・現地レポートは、平塚武本人のnote記事をご覧ください:TDX 2026登壇レポート by 平塚武

セッション採択の背景

今回のTDX 2026採択は、Salesforce Architecture Programチームのサポートのもと実現しました。平塚がDreamforce 2025においてTableau NextのDirector of Product ManagementとともにTableau Analyticsのユースケースを深める中でが評価されたものです。

TDX 2026とは:AIエージェント時代のSalesforce開発者カンファレンス

TDX 2026(TrailblazerDX 2026)は、Salesforce主催の開発者・アーキテクト・管理者・パートナー向け世界最大級のテクノロジーカンファレンスです。2026年のテーマは「AIエージェント時代のデベロッパーカンファレンス(The Developer Conference for the AI Agent Era)」。

  • 開催日:2026年4月15日〜16日
  • 会場:Moscone Center, San Francisco
  • 規模:400超の技術セッション/100超の製品デモ/ハンズオンワークショップ
  • 2026年の主要キーワード:Headless 360、Agentforce Vibes 2.0、Agentforce 360、Data 360
  • 対象ロール:アーキテクト(Architect)、パートナー、開発者(Developer)、管理者(Admin)

TDX 2026とDreamforceはどう違うのか

観点DreamforceTDX
ターゲット経営層〜開発者まで包括的開発者・アーキテクト・管理者に特化
性質ビジネス変革カンファレンス技術実装カンファレンス
内容の重心ビジョン・事例・ネットワーキング実装パターン・コード・アーキテクチャ
規模(オンサイト/オンライン合計)17万人超(170カ国以上)数万人規模/400超の技術セッション
開催時期秋(10月前後)春(4月前後)

TDX 2026では「Salesforce上のすべてがAPI / MCPツール / CLIコマンドとしてAIエージェントから利用可能になる」というHeadless 360構想が発表されるなど、Salesforceプラットフォームが開発者中心から、開発者+AIエージェント中心の世界観へと大きくシフトする節目となりました。

TDX 2026の登壇は、日本のSalesforce開発者コミュニティがグローバルと接続する継続的な挑戦の一歩
TDX 2026の登壇は、日本のSalesforce開発者コミュニティがグローバルと接続する継続的な挑戦の一歩

日本のSalesforce開発者コミュニティへ:今後の発信計画

平塚のTDX 2026登壇は、日本のSalesforce開発者がグローバルと接続するためのマイルストーンであり、同時に出発点です。本セッションで発信した技術知見は、日本のSalesforce開発者・アーキテクト・管理者のコミュニティに向けて以下のチャネルで継続的に展開してまいります。

  • 公式note:TDX 2026セッション内容の日本語技術解説、DLO / DMO / SDMの実装ガイドを順次公開
  • Salesforceコミュニティイベント:日本国内のSFUG(Salesforce User Group)、Architect向けミートアップへの継続的参加

よくある質問(Q&A)

Q1. TDX 2026とDreamforce 2025の違いは何ですか?

A. Dreamforceは経営層を含むビジネス変革にフォーカスした包括的カンファレンスであるのに対し、TDXは開発者・アーキテクト・管理者に特化した技術深度の高い会議です。TDXで求められるのは抽象的なビジョンではなく、他のSalesforce開発者がすぐに適用できる実装パターンです。2026年は400超の技術セッションとハンズオンワークショップが展開され、Headless 360、Agentforce 360、Data 360などAIエージェント前提のプラットフォーム刷新が多数発表されました。

Q2. なぜ日本のSalesforce開発者がTDXで登壇することが重要なのですか?

A. TDXの採択セッションの大半は米国・欧州の開発者で構成され、日本企業のアーキテクトが単独採択されるケースは限定的です。日本企業特有の基幹システム連携、長年のカスタマイズ蓄積、組織横断のデータサイロという3つの固有課題を、グローバル標準のData 360アーキテクチャに接続する実装知見は、日本のSalesforce開発者コミュニティがグローバルと接続する貴重な橋渡しとなります。

Q3. Tableau CloudとTableau Nextのどちらを使うべきですか?

A. 「どちらか」ではなく「両方を共存させる」のが本セッションの推奨です。Tableau Cloudは既存の成熟したダッシュボード資産としてそのまま活用し、Tableau NextはAgentforceとの統合や自然言語分析など次世代機能の領域から段階的に採用する。この両立を可能にするのが、Data 360の3層アーキテクチャ(DLO / DMO / SDM)です。

Q4. Tableau Nextへの移行を検討しているSalesforce管理者は何から着手すべきですか?

A. 最初のステップは、既存のTableau Cloud環境のデータソースをData 360のDLO(Data Lake Object)として整理することです。そこからDMO(Data Model Object)で正規化し、最終的にSDM(Semantic Data Model)を設計することで、Tableau NextおよびAgentforceから利用可能な意味論的な基盤が構築されます。具体的なロードマップ設計についてはリバネスナレッジまでご相談ください。

Q5. セッションの内容はどこで見られますか?

A. TDX 2026の多くのセッションは、Salesforce公式配信プラットフォーム**Salesforce+**で後日オンデマンド配信される予定です。また本セッションの内容については、リバネスナレッジ公式note、自社メディア「The Update」にて日本語での詳細な技術解説・実装ガイドを順次公開してまいります。

Q6. リバネスナレッジはどのような日本企業を支援していますか?

A. リバネスナレッジは、Salesforceを中核としたデータ基盤構築・データドリブン経営への変革・AIエージェント(Agentforce)の実装を、日本企業に対してエンドツーエンドで伴走支援しています。特に10年以上Salesforceを運用してきたエンタープライズ企業のデータ統合課題や、Salesforce Account Executiveからのご紹介による高度なアーキテクチャ設計案件を多数手がけています。お問い合わせは https://k.lne.st/contact-us/ まで。

登壇者プロフィール

平塚 武(ひらつか たけし)/ Takeshi Hiratsuka

  • 株式会社リバネスナレッジ 取締役副社長(Leave a Nest Knowledge Co., Ltd - Executive Vice President)
  • Salesforce Architect(Data 360 / Tableau Next / Agentforce専門)
  • 1980年生まれ。基幹システム開発、データ基盤構築を経て、Salesforce / Data Cloud(Data 360) / Tableau Next / Slack / Snowflakeを用いた統合データ基盤設計の専門家(Datablazer)
  • 「AI / ITを使い倒せる組織を増やす」を掲げ、日本企業のDX支援、講演、執筆に従事。スマートニュース株式会社でビジネス・システム領域の導入推進をリード後、2023年よりリバネスナレッジ取締役、現在は取締役副社長として事業全体を牽引
  • 登壇実績:TDX 2026 Speaker / Dreamforce 2025 Speaker(計3回登壇)/ Architect Dreamin’ Americas / Cactusforce
  • X:@marreta27_jp

株式会社リバネスナレッジについて

株式会社リバネスナレッジは、「人間にしかできない知識創造の時間を最大化する」をパーパスに掲げる、Salesforceに深い知見を持つ技術コンサルティング会社です。リバネスグループの一員として、20年以上にわたるアカデミアとの関係資産を背景に、日本企業のSalesforce実装を単なるシステム導入ではなく知識創造プロセスそのものの変革として伴走支援しています。Salesforce Account Executiveからのご紹介を中心に、エンタープライズ企業のデータ基盤構築・Agentforce実装・Tableau統合設計、Slack導入などを手がけています。

会社概要

  • 会社名:株式会社リバネスナレッジ(英文名:Leave a Nest Knowledge Co., Ltd.)
  • 代表者:代表取締役社長 吉田 丈治
  • 設立:2022年8月
  • 本社:東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル
  • パーパス(Purpose):人間にしかできない知識創造の時間を最大化する
  • ビジョン(Vision):DANCE, UNLEASHED ― ナレッジが踊るように開放され、イノベーションが自然に生まれる世界
  • ミッション(Mission):使い倒せ、テクノロジー。Max Out Technology.
  • バリュー(Values):Pioneer First / Build in Public / Cross Border / Time Liberation / Evolve Together
  • 事業内容
    • テクノロジーアドバイザリー事業(Salesforce活用の戦略設計)
    • テクノロジー伴走支援事業(CoEと共に実装を成功に導く)
    • カスタム開発事業(個別ニーズに応じたシステム開発)
    • SaaS/アプリ事業(AIネイティブな自社プロダクト)
    • デジタル人材育成事業(AI活用人材の育成)
  • URLhttps://k.lne.st
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