Slack導入支援事例の紹介
株式会社JTB様
「1ヶ月で1,200名へSlack導入」——JTBが選んだ伴走パートナー
Salesforceが「Agentic OS(AIエージェント時代の業務基盤)」として位置づけるSlackを、たった1ヶ月強の準備期間で1,200名規模の組織に展開する——。株式会社JTBは2025年3月、ビジネスソリューション事業本部を起点に、この難題に挑みました。導入支援パートナーとして選ばれたのは、株式会社リバネスナレッジ。同社が提供するSlack導入支援サービス「Knowledge Shift」を活用し、わずか1年あまりで定着を実現。その成果が評価され、現在はツーリズム事業本部約4,000名への展開も進んでおり、ビジネスソリューション事業本部やその他の部署と合わせて、間もなくJTB全体で約7,000名規模のSlack活用体制が整います。プロジェクトを牽引したJTBの太田様、柳井様に、当時の意思決定からこれからの構想までを伺いました。
スピード感のある経営判断から始まった、2ヶ月のスプリント
- まずは、Slack導入を決めた経緯から教えてください。
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- 株式会社JTB グループ本社 経営企画チーム
太田 恭輔 氏
(以下、太田) もともとビジネスソリューション事業本部では、セールスイネーブルメントを加速させる、つまり「個人知を集合知にする」という方針があったんです。そのために有用なコミュニケーションツールを入れた方がいい、という議論はしていました。
そんな中、本部長がSlackの世界観を見て、その場で「よし、入れる」と決めた。来年度から準備しようかなと思っていたら「3月までに入れる」という話になって、もう急転直下です。1ヶ月でも早く環境を整えなきゃいけない、という状況でした。
- 株式会社JTB グループ本社 経営企画チーム
株式会社JTB
太田 恭輔 氏
- 準備期間がほぼ1ヶ月。最初はSalesforce社のサポートを検討されたとか。
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- 太田
はい。最初はSalesforceに相談したんですが、有償サポートは1ヶ月先からしか入れないと。しかも、こちらは再来週にはもう動き始めなきゃいけない時期で。
「Slackの導入だけ支援してくれる会社って、どこかにないかな」と思って調べていたら、たまたまリバネスナレッジ代表のGeorgeさんのnote記事が見つかったんです。読んでみたら「あ、これこれ。やりたかったのはこれだ」と。フォームから「JTBのSlack導入支援、ご実績ありますか?」とご連絡しました。
- リバネスナレッジ側の反応はいかがでしたか?
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- 太田
「急ですね」とは言われましたが(笑)、いつものトーンというか、すごくフラットに「いいですよ」と。お見積りも、規模感に対して非常にリーズナブルで、内容と照らし合わせるとむしろ説得力があった。流れがスムーズすぎて、逆に「大丈夫かな?」と思ったくらい(笑)。
ただ、GeorgeさんはSalesforce社主催のイベントにも良く登壇されていらっしゃる方で、書かれているnoteの内容にも納得感があった。それで「お願いします」と即決しました。
「これがSlackなんです」——ユーザー企業訪問で訪れた腹落ち
- プロジェクトを実務で牽引されたのは柳井さんですね。
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- 株式会社JTB ビジネスソリューション事業本部 事業企画チーム
柳井 雅史 氏
(以下、柳井) 私はビジネスソリューション事業本部の事業企画チームで、12拠点の営業現場の利益計画や評価制度、年間スケジュールの運営を担っています。生産性向上が事業部全体の課題として議論されていたタイミングで、ナレッジ共有のオープン化に続く第二弾としてSlackを位置づけ、現場展開のリードを任されました。
- 株式会社JTB ビジネスソリューション事業本部 事業企画チーム
株式会社JTB
柳井 雅史 氏
- 導入前のSlackへの印象は?
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- 柳井
正直、「Slackがどんなものか」よりも、「どうしたらみんなに使ってもらえるか」が一番の不安でした。当時は「ITツールを入れても定着しない」「全体のITコストに対して刺され始めた頃」という社内の空気もあって。
そこで、リバネスナレッジさんがアレンジしてくださった、とあるユーザー企業さん(リバネスナレッジ川崎の以前所属していた企業)の訪問が、すごく大きかったんです。オフィスを案内していただいたとき、川崎さんが一言「これがSlackです」とおっしゃった。大きな空間だけど天井もワークスペースのしつらえも所々違う、でも道は全部つながっていて、みんな同じ空間にいるけれど、それぞれが違うつながり方をしている——という光景でした。「ああ、こういう世界観なのか」と、視覚的に腹落ちしたんです。
その後、いろんなチャンネルを見せていただいて、組織の所属を超えてやり取りする未来像が、はっきり見えました。
「Georgeさんの設計通りにやったらできた」——支援の中身
- リバネスナレッジの支援は、具体的にどんな形で始まったんですか?
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- 太田
ワークショップと、推進組織との定例ミーティングですね。当時は私自身、Slackをまともに使ったこともなかったので、運用ルールやポリシーをどう設計すればいいか、まったくわからなかった。
特に難しいのが、「オープンにしたい」と言っても、どこまで制約をかけて、どこまで自由にやらせるかのバランス。設計が片方に寄りすぎると、制限が厳しすぎると個々に迂回路をハックされたり、まったく浸透しなかったりする。
そこを、Georgeさんが「ベストプラクティスはこれですよ」と教えてくださった。プライベートチャンネルの権限はアンバサダーに集約する。プライベートチャンネルの作成は申請制にして、申請先を一つのチャンネルにまとめることで、暗黙にオープンな会話が望ましいことを促す——こういう設計の細かい塩梅まで、全部ガイドしていただきました。
- いただいた運用ポリシーは、今も使われていますか?
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- 太田
使ってます。実は今でも、Georgeさんの顔写真が載ったままなんです(笑)。みんな未だに見てますし、こちらで更新もしています。
- Slack Connect周りも複雑ですよね。
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- 太田
そうなんです。「Connectって言うからすぐ繋がれるのかと思いきや、エンタープライズだと承認後に追加作業が必要」みたいなことが大量にある。「そこはアンバサダーの方が呼び込んであげた方がいい」とか、細かい運用知見を全部参考にさせてもらって、そのまま取り入れています。
- 3月末からのワークショップは、当時かなりの人数が参加されたと思いますが、現場の反応はいかがでしたか?
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- 太田
もう、滝のようにバババッと投稿が並びました(笑)。最初の一投稿目って、ああいう体験の場がないと、意外とみんなやらないんです。マニュアルを配るだけだったら、絶対に浸透が遅かった。あれは絶対にやっておいてよかったです。
- 柳井
今も別部署で同じ研修で同じやり方をされているそうで、たまに「なんだこの投稿は?」っていうのが流れてきて、「あ、今やってるんだな」って分かります(笑)。
1,200名から、約4,000名規模の事業部へ——再依頼に至った理由
- 導入から1年が経ち、現在はツーリズム事業部の約4,000名規模にも横展開されていますね。同じパートナーに再度依頼を決められた理由は?
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- 太田
ビジネスソリューション事業本部での1年が、想定以上にうまく回ったんです。運用も定着したし、社内では「Slackといえばこの進め方」というベストプラクティスが出来上がった。それを次の事業部にも、ということで、迷いはありませんでした。
理由をあえて言葉にすると、フットワークが軽いこと。ちょっと相談したらすぐに提案してくださるし、Slackの細かい仕様を本当によくご存じ。どんなパートナーさんよりもユーザーに近い視点で答えが返ってくる感覚があります。
最近だと、古泉さんから「イッカツアドミン」の提案をいただいて、これがすごく面白かった。4,000人、5,000人規模になると、ユーザー権限管理を外注で回すのは現実的じゃないし、かといって全部内製するとAPIの知識が必要になる。その間を埋めてくれる仕組みがちょうどよかった。
「Slackのことならお任せください」という会社、意外とまだないんですよ。エンジニアがゴリゴリ開発する案件じゃなくても、ユーザーに寄り添って細かく設計してくれる——その絶妙な領域に、リバネスナレッジはいらっしゃる。
- 展開のやり方は、ビジネスソリューション事業本部のときとほぼ同じですか?
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- 太田
ほとんど一緒です。ビジネスソリューション事業本部での進め方が、社内のベストプラクティスになりました。
- 柳井
なので、急に#generalが「皆さん、頑張ります」「おはようございます」で埋まる瞬間があるんですよ。「あ、新しい部署の研修日だな」と分かります(笑)。
描く未来——「人の価値はユニークなところにある」
- これからJTBが目指す世界観について教えてください。
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- 柳井
法人営業の将来イメージとしては、Slackをコミュニケーションツールのハブとして真ん中に置いて、SFA/CRMやナレッジマネジメントといった各システムが、その周りで情報連携している状態。Slackをインターフェースに、いろんな情報が引き出せる状態にたどり着きたいんです。
そのためには、私たちが持っている情報がそもそもAIで扱える状態になっているか、というメンテナンスも必要です。AIの進化に追いつくのはもちろんですが、来るべき時に向けて情報をちゃんと整えておく——今はまさにそのフェーズだと思っています。
- その先に見えている景色は?
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- 柳井
「型どおりの営業」があふれる世界ではなくて、ユニークな人たちがたくさん出てきて、ユニークな個性同士が反応し合う状態。それを価値として買ってくださるお客様とつながっていく——というイメージです。型どおりで終わる業務はAIがさばいてくれる。人の価値はユニークなところにある、と思っているので。
- 太田
その通りですね。会社として、一人ひとりの個性を爆発させる。それができれば、絶対にビジネスになる。間違いないです。
株式会社JTB
太田 恭輔 氏(左) 柳井 雅史 氏(右)
お話を伺った方
太田 恭輔(おおた きょうすけ)
株式会社JTB グループ本社 経営企画チーム 経営企画担当マネージャー
柳井 雅史(やない まさし)
株式会社JTB ビジネスソリューション事業本部 事業企画チーム 事業企画担当マネージャー
Slack導入支援のご相談お待ちしております
リバネスナレッジでは2015年よりリバネスグループで活用している経験を元に、Slackの導入支援を行っております。
エンタープライズ規模での横展開実績を持つ「Knowledge Shift」では、運用ポリシー設計、アンバサダー育成、ワークショップによる定着支援までをワンストップでご提供します。お気軽にご相談ください。資料はこちら