OFFICIAL PERSPECTIVE
公式note / 2026.04.30
Slackのパブリックチャンネルは「公」ではない - AI時代の組織記憶の守り方
日本企業のSlackで情報がDMやプライベートチャンネルに閉じていく現象を分析し、AI時代の「組織の記憶」の守り方を提言する論考。
WHY NOW — なぜ、いま
私たちの導入支援すべての土台にある考え方を、最もよく表した一本だからです。ツールの話に見えて、組織文化の話をしています。長文です。
知識は、つながって、おどる。
人、思想、記事、対話、技術、プロダクト、顧客との実践。
リバネスナレッジに存在する知識の関係を、ひらき、たどり、巡らせる場所。
CONNECTIONS Summer #1 の問い
OFFICIAL PERSPECTIVE
公式note / 2026.04.30
日本企業のSlackで情報がDMやプライベートチャンネルに閉じていく現象を分析し、AI時代の「組織の記憶」の守り方を提言する論考。
WHY NOW — なぜ、いま
私たちの導入支援すべての土台にある考え方を、最もよく表した一本だからです。ツールの話に見えて、組織文化の話をしています。長文です。
MEMBER PERSPECTIVE
note / 2026.07.12
平塚 武
Geoffrey Mooreが2011年に提唱した「Systems of Engagement」を起点に、SlackがAIエージェント時代のワークプラットフォームの主戦場になる理由を、15年のエンタープライズITの変遷から読み解く。
WHY NOW — なぜ、いま
当社の技術思想の背骨にあたる論考です。いま目の前のAIエージェント論が、15年前からの一本の線の上にありながら、かつ、全く違う次元に進化してきたことがわかります。
PODCAST
The Update / 2026.06.18
— 藤井 一至
ゲスト:藤井 一至(土壌学者・『土と生命の46億年史』著者)
土壌学の第一人者と、田んぼと土と微生物の話を全4回で。#3では、土壌微生物と農業の関係を掘り下げる。
TAKEAWAY — 持ち帰った問い
微生物を直接制御するのではなく、定着できる環境を整える。組織の変革にも、同じことが言えるのではないか。
CASE STUDY
k.lne.st / 2026.05.20
— 高井 将吾 氏(FOOD & LIFE COMPANIES)
スシローを展開するFOOD & LIFE COMPANIES様と取り組んだ、Agentforceを用いたAIエージェント開発の実践記録。
WHY NOW — なぜ、いま
考えていることが顧客の現場で動いている、いちばん分かりやすい証拠です。思想は実践されてはじめて知識になります。
MEMBER PERSPECTIVE
note / 2026.05.14
パピヨン
前職でもCursorを使っていたエンジニアが、入社1週間で受けた衝撃を綴る。「AIを使う開発」と「AIに任せる開発文化」の違いが入社直後の視点で描かれる。
WHY NOW — なぜ、いま
AI駆動開発が文化として根づいた組織の内側を、いちばん正直な視点——入ってきたばかりの驚き——が伝えてくれるからです。
MEMBER PERSPECTIVE
note / 2026.06.18
佐藤 夕佳
セキュリティ要件の高い環境向けに、特定項目だけをマスクするSalesforce用カスタムMCPサーバーを、AIとの共同作業で開発した実践記。
WHY NOW — なぜ、いま
非エンジニアがAIと一緒にMCPサーバーを作る。「誰でも作れる時代」を、実際にやってみせた記事として紹介します。
“気づけば、守るために作った仕組みが競争力を削り始めている。”
吉田 丈治「社内GPTが生成AI活用を阻害する日」本文より →
MEMBER PERSPECTIVE
note / 2026.06.04
吉田 丈治
2023年に各社が構築した社内GPTが、進化を続ける公式AIツールの活用をかえって妨げている可能性を指摘し、「安全な正解」の賞味期限を問う。
WHY NOW — なぜ、いま
顧客に最も頻繁に投げかけている問いのひとつです。安全のために作った仕組みが、進化を止めてしまうことがある。
Back issues: まだありません。号が重なると、過去の問いが通し番号でここに並びます。
考えつづけている問い。こちらも変わりつづけます——今期の問いより、すこしゆっくり。答えのかわりに、記事と実践を置いておきます。
Slackをチャットツールではなく、組織の記憶が生まれる場所だと考えています。導入の現場で繰り返し見るのは、機能ではなく言葉の問題です——「パブリック」という語が、日本語話者には重すぎる。だから私たちは、設定より先に文化に向き合います。ツールは数週間で入りますが、会話がひらかれるまでには物語が要る。JTB様の約7,000名への展開で学んだのも、結局そこでした。
#Slackと組織文化
AIエージェントが日常的に仕事をする前提で、組織のアーキテクチャを考え直しています。エージェントが読めるのは、ひらかれた場に流れている文脈だけ。そして「何をしたか」の記録は残っても、「なぜそうしたか」は流れて消えていく。だからAI時代の主戦場は、記録の層ではなく対話の層——SlackとSalesforceの二層構造だと見ています。
#AIエージェントと組織
「そしたら……できたんです」。非エンジニアの佐藤がカスタムMCPサーバーを作った日から、何かの前提が変わりました。つくる側と使う側の境界は、思っていたより薄い。CoworkやCLIの検証を重ねているのは、その境界がどこまで薄くなるかを、自分たちの手で確かめたいからです。
#誰でもつくる時代
試して、確かめて、書く。AIに開発を任せる働き方を全エンジニアが毎日実践し、その過程を隠さず公開しています。転職して1週間のメンバーが「自分はもうほとんどレビュアー」と驚くくらいには、文化になっている。検証記事が多いのは、動かしてみないと分からない時代だからです。動かした者だけが、次の問いを立てられる。
#AI駆動開発
スシローの品質管理でも、私たちのSlackでも、エージェントはすでに働いています。問題は性能より居場所です。人の会話が流れる場所に置かれたAIと、別画面に隔離されたAIでは、届く文脈がまるで違う。プロダクトも支援も、「仕事をしている場所にAIがいる」形にこだわっています。
#エージェントのいる現場
知識は蓄積するものではなく、巡らせるもの。土壌学者の藤井一至先生は、人類は未だに「土」を製造できないと言いました。組織の知識も似ています。ためこんだ情報が知識になるには、微生物が定着できる環境——ひらかれた場と、巡る仕組みが要る。リバネスグループの「知識製造業」の思想を、デジタルの現場で実装するのが私たちの仕事で、このページ自体がその実験です。
#知識創造と組織の記憶
技術の話を突き詰めるほど、人間の話になります。AIが止められない心理を平塚は「行動嗜癖×FOMO」と名付け、髙橋はゲームを作りながら生成テキストの先の人間を探し、篠原は映画を見返して、怖いのはロボットではないと気づく。答えを急ぐ必要はないと思っています。問いを手放さないことのほうが、ずっと大事です。
#人とAIの協働
土は製造できず、戦場の語りは要約できず、職人の35年は数値化できません。世界は本来、圧縮に抵抗します。AIがなんでも短くしてくれる時代にこそ、複雑なものへ複雑なまま触れる時間を、意識して持つ——異分野の専門家と対話するThe Updateを続けているのは、そのためです。問いの立て方は、いつも遠くから来ます。
#世界への好奇心
“微生物を直接制御するのではなく、
定着できる環境を整える。”
The Update — 土壌学者・藤井一至教授との対話から持ち帰ったアイデア
ひとつの知的活動から、それぞれの場所へ。私たちの発信の地図です。
CONNECTIONSは、リバネスナレッジの思想、人物、記事、対話、技術、顧客との実践のつながりを、人間にもAIにも読める形でひらいていくページです。ここで紹介する記事には、会社の公式発信と、メンバー個人の視点が混ざっています。どれも、私たちが「いま読む意味がある」と考えて選んだものです。
問いとピックアップは不定期に差し替え、テーマと記事のつながりは少しずつ増えていきます。完成はしません。